橋本だんじり物語 橋本だんじり物語】−[よもやま話]−[宮入宮出]

宮入と宮出

泉州のお方に伺うと、宮入順は非常に関心が高く重要だとのこと。
橋本ではどうなんだろうと調べてみました。(掲載順は神社別50音です)

神社名 だんじり台数 宮本地区 種別 詳細情報
相賀大神社 2台 市脇 宮入 宮本の市脇が常一番、東家が続いて宮入。
宮出 東家が先で、市脇が常にあとで出ます。いずれも順固定です。
相賀八幡神社 9台 胡麻生
宮入
宮出
胡麻生は宮入は常一番、宮出は各地区を見送って常に最後です。他地区の順は原則として合議制がとられています。さらに詳しくは下の方を。
葛城神社 1台 柱本
宮入
宮出
一台ですから順番はありません。しかも小屋は境内にあります。
学文路天満宮 3台 南馬場
宮入
宮出
本宮正午前に公民館に集結した3台が順に宮入します。宮本が常一番であとは交代制です。平成20年は南馬場・学文路・清水の順でした。
牛頭天王神社 1台 御幸辻
宮入
宮出
こちらも一台です。曳き出しと本宮正午頃に宮入します。
隅田八幡神社 4台 垂井
宮入
宮出
宮入は特に定めは無いようです。御輿渡御の前におこなわれる境内御練りと宮出の順は、毎年くじ引きで決められています。さらに詳しくは下の方を。

相賀八幡と隅田八幡では何やら難しい取り決めがありそうです。興味有る方はこの下の詳細情報をご覧下さい。

相賀八幡神社 宮入は11時過ぎからはじまり13:30にかけて9台を割り振るのは、毎年9月はじめに宮本が招集して開かれる「宮会議」です。特に13:00からの30分間は宮入が集中するためだんじりの渋滞が起きますが、宮本の指示で順番どおり次々と宮入します。
宮出は14:00からの御輿に続く渡御の列でしんがりを勤める「だんじりお渡り」の順。遠方の橋本地区から地元の紀見地区という順で宮出し、それぞれの地区の中で毎年交代などの順を決めているようです。最終の胡麻生が宮出するのは16:30頃です。
「宮会議」では他に、だんじりの止める位置や、休憩場所の割り振りなどが決められています。


                    右:宮出する胡麻生の担いだんじり
隅田八幡神社 宮入後の「本殿前にだんじりを降ろす場所」と「境内での神前御練りの順番」を、毎年の当番地区が「くじびき」で決めており、それが宮出の順となります。
くじびきで同時に松飾り・竹飾りの位置が決まり、1番と3番は松飾りをだんじりの左側に、2番と4番は右側に飾ります。
各地区とも宮入のあと昼食休憩のため、くじ番順を前提として宮入しますが、諸事情から前後することもあります。宮入で先を競ったりはなく、そのため番号札を付けたり「くじ改め」をしたりという習慣はありません。


        右:まとい提灯を先頭に宮入坂を上る中下の担いだんじり

情報を提供くださった皆さん有り難うございました。
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