橋本だんじり物語 橋本だんじり物語】−[だんじり紹介]−[相賀八幡神社]−[橋本]

橋本のだんじりは一枚屋根の担い舟だんじり。
紀ノ川水運により隆盛を極めた橋本の勢いが伺えます。
昭和56年橋本市文化財に指定。
平成9年には和歌山県の文化財に指定。
お囃子は鉦・太鼓の他に胡弓・三味線などがあり、他に類を見ない独特の旋律を奏でます。
屋根周りの彫り物は獅子噛み・鳳凰・牡丹に唐獅子・龍など幕は赤地に金巴紋です。
担い棒前方先端の金物には「舟」
後方の金物は左に「橋」、右に「本」
旗は「橋本」の町名と「八幡丸」の2本が幕と揃いの赤地に金文字で作られています。
もともとは橋本区の中でも河原町のだんじりでしたが、平成6年から橋本区が管理運営しています。
明治期には河原町を除く橋本では、ふとんだんじりが担がれていたと言われています。
昭和56年より専用台車を付けて曳く構造にしたものの、
宮入に際しては伝統のお囃子にあわせて優雅に担がれ往古の姿を見ることができます。
 橋本区は区画整理事業がおこなわれ町並みは大きく変容しているところで、それにともない人口減少など祭礼運営が大変な状況にあるそうです。
しかし伝統のお囃子を次世代に伝承していく取り組みなどにも積極的で、かつての賑わいを取り戻そうと様々な事業も展開しておられます。
紀ノ川水運により栄えた橋本の歴史を今に伝える舟だんじりを、これからも大切に守り続けていただきたいと思います。
正面獅子噛
正面懸魚
車板と虹梁
木鼻
後懸魚 
錦で包まれているのは、祭礼時にお囃子の後頭部を守るため。
本体部は3.3m長、1.46m幅、2.1m高

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